12月いよいよ寒さが厳しくなって来て、冷え性の相談が増えています。
最近は、男性の冷え性の相談も多いです。
漢方では主に3つの内因に分けて、処方を考えます。
・体を温める「気」の不足(陽虚)
冷えの部位は、背中、お腹、手足、首筋
・水の代謝の悪さ(水滞)
冷えの部位は、腰から膝まで
・血流が悪く末端が冷える(血虚と瘀血)
冷えの部位は、手足
同じ冷えでも、原因や部位で処方が変わるのが、漢方です。
最近多いのは、神経症を伴った「冷え性」です。
このタイプの方は、自律神経失調で「冷え性」が起こり、その「冷え」というストレスで、神経症が悪化するという悪循環がおきているようです。
まずバランスのとれた食事、タンパク質、ビタミンをしっかり摂ることで「血」を造ること。呼吸法で代謝をあげ、「気」の滞りをとることも大事です。
「冷え症」は時間がかかりますが、「冷え」が原因で起こっている不定愁訴も治るので、他の体調が良くなり生活の質が上がります。
「しょうがない」とあきらめないで、「冷え」からの卒業、ご相談ください。