マラソンやフットサルやテニスをされる方の来店が続きました。運動の前や後に漢方を飲むと「疲れの回復が早い」「競技の時に調子よかった」との感想。激しい運動をされる方々からの実感の声がうれしかったです。
漢方も短期間で効き目のある処方も多いです。この処方も、私は1包で疲れがとれるのを実感してるので、自信をもってお勧めしています。
「補気健脾・升提(気をあげる、筋肉の緊張を高める)」などの働きが、運動などで疲れた体の回復を助けてくれるのだと思います。免疫力も上げるので、風邪にひきにくくなり、ひいても早く治ります。
自己免疫力アップのファーストチョイス処方。
疲労を感じたら、ぜひご相談ください。
2014年
1月
27日
月
(漢方の勉強会から)
漢方は、風邪にかかってからの時間や症状によって処方が違います。市販の総合風薬は、頭痛、熱、鼻水などすべての症状についての薬が入っているのでオールマイティーですが、当薬局では、適切な時期に症状にあった漢方をご紹介しています。
以下を参考にご相談ください。
寒気があり胃腸症状(-)→汗が出ていない。
さらにだるさが強く、横になりたがる、脈が沈んでいる。
胃腸症状はなくて、 汗が出ている。(首筋やわきの下が湿っている程度でも、汗が出ていると考えます。)
胃腸症状(+) → 頭痛などがある
(食欲不振、下痢など) → 口が苦い、咳、ふらつき
寒気がしたり、暑がったり
などが基本です。
さらに、症状によって、漢方を足したり、同じ系統の薬を選ぶ場合もあります。
2012年
12月
08日
土
12月いよいよ寒さが厳しくなって来て、冷え性の相談が増えています。
最近は、男性の冷え性の相談も多いです。
漢方では主に3つの内因に分けて、処方を考えます。
・体を温める「気」の不足(陽虚)
冷えの部位は、背中、お腹、手足、首筋
・水の代謝の悪さ(水滞)
冷えの部位は、腰から膝まで
・血流が悪く末端が冷える(血虚と瘀血)
冷えの部位は、手足
同じ冷えでも、原因や部位で処方が変わるのが、漢方です。
最近多いのは、神経症を伴った「冷え性」です。
このタイプの方は、自律神経失調で「冷え性」が起こり、その「冷え」というストレスで、神経症が悪化するという悪循環がおきているようです。
まずバランスのとれた食事、タンパク質、ビタミンをしっかり摂ることで「血」を造ること。呼吸法で代謝をあげ、「気」の滞りをとることも大事です。
「冷え症」は時間がかかりますが、「冷え」が原因で起こっている不定愁訴も治るので、他の体調が良くなり生活の質が上がります。
「しょうがない」とあきらめないで、「冷え」からの卒業、ご相談ください。
2012年
8月
30日
木
・胃が冷えて痛むと言う方
・神経性の胃炎でのどのつまり感などがある。
・神経性でも、冷えがつよい。
・胃のところが固く感じたり、げっぷや口内炎ができやすい方や、軟便になりがちな方。(これは、ストレスを胃で受け止めて、胃の調子が悪くなる方の薬です。)
・元気だけど、食後の膨満感やガスを感じる方。
・食欲がなくて、胃がチャポチャポする方。
それ以外の症状も考慮して、紹介しています。
数日ですっきりしてくると合っている証拠。そして胃が治れば、寝付きがよくなったり、肌の状態が良くなったり、免疫量があがり、ストレスにも強くなります。
長生きの方は、ほとんどの方が胃腸が丈夫で、80代でも90代でも、しっかりお肉を召し上がるようです。「脾(漢方で消化システム全体を指す言葉)」を大事にして、元気で寿命を全うしたいものです。調子が悪い時は漢方で補ってください。